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【活動報告】和田屋の食事 日帰りツアー 

9月に

からだが喜ぶ食事を医学的に提案する町家、京都からすまにある「和田屋」にて

日帰りツアーが開催されました。

「食事と体に関する医師からの講座」と「体が喜ぶヨガの時間」と「和田屋のお食事(ランチ)」がパッケージされていました。

朝の集合時と、食事後に尿の酸度をはかり、変化を観察するという実験型ツアーです。

 

血液は一定の酸度であり、大きな変化はありません。

しかし、体全体でみると、酸性物質が蓄積したり、集積することによる免疫の低下や体調の不振が見られるそうです。

その指標をみるために、尿の酸度(ph)をチェックしています。

今回のツアーでは、全体的にph5~6の方が、帰りにはPh6~7へ1ポイントアップ程度の変化がみられました。(全員ではありません)

和田屋で行うヨガの内容

参加者の方から、「家に帰ったら、何をやったか忘れる」と言われましたので以下に忘備録として書いてみます。

【1】緊張を除く

突然リラックスをしようと思っても、自分の体が緊張しているかどうかも分かりにくい。そんな時は、自らグッと緊張をしてみます。その緊張を自ら「止めて」みると、緩みが感じられます。

先ずは手先のリラックス

①仰向きに寝る(枕をつかってもOK)

②手のひらを広げ、指先を力を込め伸ばす

③指先の力を抜いていく。(指先の緊張を止めていく)

④拳を強く握る

⑤拳の力を抜いていく(拳を握るのを止めていく)

この、②→③、④→⑤をなんども繰り返しました。

次は顔のリラックス

顔というのは、心理的な緊張が表面に出やすかったり、体調も顔色や眉間の強張りを作りますね。そして、慢性的な心理的身体的不調の時には、表情も無意識に強張り、いわゆる「怖い顔」「不安な顔」になっています。

①仰向きに寝ます

②奥歯、顎の力を抜き、口をぽかーんと開ける

③徐々に目を強く瞑り、口を窄める

④目の力を抜き、口を緩める

⑤目を大きく見開き、口を大きく開け、舌を前に伸ばす

⑥目の力を抜き、口を緩め、舌を出すことを止める

こうして、②→④、⑤→⑥を繰り返します。

肩から背中の緊張を緩めます

①仰向きに寝て、足は腰の幅に開いておきます

②息を吸いながら徐々に強く拳を握り、肩を耳タブへ引き上げるように寄せてきます

③吐く息で、肩を耳から遠ざけ、拳の力を緩めます

④息を吸いながら、肩を耳から強く遠ざけ、手指を伸ばします

⑤吐く息で、肩の力を抜き、手指の力を抜きます

以上を何度か繰り返します。

すると、体全体に「温かい感覚」「チリチリした感覚」が生まれているのを発見すると思います。こうした体の感覚が自ら感じられ始めたら、少しづつリラックスできていっています。

腰やお腹の緊張を緩める

腰痛の方、股関節に痛みのある方は可能な限りゆっくりとした動作で「痛みを伴わないように」してください。痛いとリラックスが逃げていきます。

①仰向けに寝転び、腰幅に膝を半分曲げてきます

②吐く息で膝を右へ倒し、吸う息で膝を戻します。逆も繰り返します

③左右の方は床からあまり浮かさないようにすると、自身の左右の強張りの差が感じられると思います。

④固く感じる方、ツッパリを強く感じる方へ、息をゆっくりと吐きながら繰り返し倒してみます。

10回くらいを繰り返して、足を伸ばしてから休み、自身の体に起こる新しい感覚を感じ取ろうとしてみて下さい。

胸から肩の緊張を緩める

肩に痛みのある方や首に痛みのある方は積極的に取り組まないよう注意してください。『痛くせず』が大事。

①右に向いて横になります。右手は肘を曲げ頭に敷きます。左ひざは曲げて、体の前の床へつけてしまいましょう。

②左手の指先を左肩へつけ、左ひじで大きな「円を描く」ように動かしてみます。

③体の前側へも、後ろ側へも、頭の上部へも肘を伸ばしていくように動かします。

④反対周りも取り組んでください。

①→④を5回転ほど終えたら、一度休んで体の左側に産まれる感覚を確かめます。その後逆の動作を行いましょう。

ここまでが寝て行う動作でした。

続いては座位(座って)行いました。

座布団を使って、楽に座ります。お尻(座骨)が浮かないようにすわります。正座が楽な方は正座をします。

お尻から腰を伸ばす

①座った姿勢から、両手を前の床へつけます

②お尻が浮かないところまで両手を前へ伸ばしましょう

③呼吸を繰り返し、吸うときに背中が伸び、吐くときに背中が緩み手が伸びる感覚を意識してみます。

5呼吸ほど繰り返したら起き上がり、自分の体に起こる感覚を確かめましょう。

2セットほど繰り返します。

 

④両手を前の床へつけて、お尻が浮かないようにさらに前へ伸ばします

⑤両手を右へ歩かせ、右の太腿と右のお腹が上下関係になる場所までを目指してみます。または、左の腰と背中が伸びる感覚がでてくれば動きを止めます。

5呼吸ほど左背中を感じましょう。

ゆっくり起き上がり、左にある感覚を確かめます。

逆も実施しましょう。

 

この後は呼吸法

全身の感覚が解りやすく、鋭敏になってきたところで、自らの体と呼吸の関係を感じます。

①息を吸うときに体のどこが膨らむのか、息を吐くときに体のどこが緩み萎むのかを感じてみましょう。

②その後、吸う息を5カウント、吐く息を5カウント数えます。

これは4、でも6でも構いません。ゆっくりと「吸う吐くの長さを合わせていく」ことと、「息を数えていること」が大切です。

上記の呼吸が息苦しくなく、そして深まりを感じ始めたら

①吐く息でお腹をへこませ肛門を引き上げる

②吸う息でお腹を一旦緩め、体に膨らみを感じる

この意識を合わせて行います。カウントは取り続けてみてください。

頭にカウントという思考がないと、人の心はつい「いろいろと散動」してしまう癖を見せてしまいます。

呼吸を数えるということに専念してみることで、集中し意識を体につなぎ留めておくことができます。

 

とても簡単ですが上記日々の生活に取り入れていただくことで

体の安らぎや、呼吸の喜びが沸々と感じる時間が増えてくると期待しています。