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今日で終わり 感謝と展望

2017年も今日で終わります。

生活ヨガ研究所も丸6年が過ぎました。

”はたらく人 はたらきたい人 をヨガで応援する”ことを目標に始めたヨガという事業。

中心になるのは日々のヨガクラス「みんなのヨガ」「おとこのヨガ」「リバーサイドヨガ」。

はたらく力ということは何なんだろう?

「はたらく力」を応援するということはどういうことなんだろう。

就職して、一定以上のサラリーを獲得して、定年後も安定した収入と生活を送れる「生活力」を身に着けるサポートをすることだろうか。。

もちろんそうした社会的安定のサポートは必要と考えているのですが、社会には沢山の支援事業が既に展開されています。

「はたらく」ということはどのような力で生まれてくるのでしょう。

もちろん”生きたい”という根源的な欲求が源になるでしょう。

ですので、ここでは「生きることを諦めない」ことが支援になってきます。生きることを諦めずにいる生命の存在を知り、その生命という自然現象を自らが応援することができると知る哲学や心身調整法を学び伝えることが具体的手法になります。

そして「生きたい」という強い感情から”活かしたい、活かされたい”という、ヒトとの関係性や自分以外との関係性からうまれてくる承認要求や感動体験の共有の芽生えが起こります。その時の支援は、「自らの生きる力の方向づけ」が支援になります。生きる力が高まれば、その力を何に向け使うのか、そしてその向ける方向に「自らの本心と他社との喜びの一致」を目指せる心の醸造が具体的手法となります。

生きる力を養い、力を向ける

生活ヨガ研究所ではヨガという歴史ある学びのエッセンスを活用して、「こうした生きる力とその力の向け方」をお伝えしてきました。

そこには、生き方の押し付けはありません。正しさの押し付けもありません。人生のマニュアルもありません。悩みの消し方も、ましては、悩まない方法論もありません。

生きるとは、悩み、苦しみ、疲れ、七転八倒しながらも「諦めない」こと。

そして、本心で生きながら、喜びに溢れた時間を多く持てること。それが自分の生命力を善用することになります。

その為に、体操で体を整え不要なものを排泄し、呼吸力で自律神経を整え、瞑想でメンタリティを整えます。

とてもシンプルで、特別な取り組みではありません。

ヨガはどう生きるかということに向き合う教えだからこそ、私たちだれにとっても役に立つものとして長い歴史をもつ健康法です。

年齢を重ねる美しさ

日本には季節があります。季節があると樹木には「年輪」が形成されます。別に樹木は自分の年齢を数えるために年輪という記録をしているわけではありません。気温、日照など自然現象の波立ちが自らの命に刻まれるのです。

人間も、齢を重ねます。当たり前のことです。重ねるということは、多くの波を超えた存在であるということであり、一定ではない存在であるということです。

その一定ではないということがとても大切であり、美しさでもあると思います。

生まれた瞬間も、朽ちる瞬間も、すべての瞬間に美しさがあります。美しいと感じるのは、変化という揺らぎを見ることのできる人の心の働きのようにも感じます。

出来ることが増える時期があって当たりまえであり

出来ないことが増える時期があって当たり前であり

生命はあらゆる段階があります。その瞬間瞬間が美しく、微笑ましい。

自らの生命という齢を間近で見られる楽しさがあります。

今年もありがとうございました。

生活ヨガ研究所がこれからも、「全ての皆さま」ではなく、「必要としている方」へ支援できるよう学びを深め、経験を重ねてまいります。

今年一年、至らないことも多々ありました。ご迷惑や期待外れの活動も多々あったと思います。

今後ますます一層の精進をいたします。

今年もありがとうございました。 良いお年をお迎えください。

 

生活ヨガ研究所 一同